管理職・指導職
6~7時間(1日)
労務管理においては、適切な労使慣行の確立が必須です。不適切な労使慣行は職場の雰囲気を悪くします。行政指導の対象になると、組織運営にも悪影響を及ぼします。インターネットやSNSで悪い評判を流布されたりすると、採用活動にも支障をきたします。この研修で学ぶことにより、日頃から職場環境や職員の様子に気を配りつつ、自信をもって臨むことができるようになります。
時間 | 内容 | テーマ |
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10分 | 研修オリエンテーション | |
120分 | 講義 演習 |
(1)労働時間・休憩・休日・夜勤勤務者等における法定休日の確保・「労働時間」「待機時間」「移動時間」 等 |
(2)賃金・賃金支払の5原則・「最低賃金」について ・時間外、深夜、休日割増賃金 等 |
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60分 | 昼食休憩 | |
180分 | 講義 演習 |
(3)就業規則・36協定・就業規則に規定すべき事項・就業規則の変更について 等 |
(4)入社時・退職時・労働条件の明示・有期労働契約締結時の留意点 ・休職期間の満了時における対応 等 |
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(5)年次有給休暇・休職・休業・メンタルヘルス休職の長期化傾向への対応等◆ ケース・スタディをテーマ(1)~(5)ごとに実施 ・個人ワーク(5分) ・グループワーク(15分) ・グループ発表(10分) ・回答例説明(5分) |
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30分 | 質疑 応答 |
※研修内容についてだけでなく、それぞれの職場で 疑問に感じていることも歓迎します |
研修全体として、講義と演習を、バランス良く配置して、実践的な考察を促します。
事例を題材にグループ討議することで、より深く考察するため、単なる知識習得にとどまらず、考え方を学び、実践的な学習が可能です。
職員Bさん(35歳)は被扶養配偶者(30歳)がいるので、家族手当を支給しています。当施設の家族手当の支給要件は、被扶養配偶者では年収130万未満としています。ところがこの被扶養配偶者はパート勤務をしていて、年収130万を超えていました。申告がなかったので3年に渡り、家族手当を支給していました。3年分を返還させるため、翌月給与から全額を控除しました。
施設長として対応が正しいのか、法令に抵触しないかと考えながら考察して下さい。