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管理職・指導職なら知っておきたい

ケーススタディで学ぶ
労務管理

~福祉職場に求められる基礎知識と実践~

対象

管理職・指導職

時間

6~7時間(1日)

研修の概要

労務管理においては、適切な労使慣行の確立が必須です。不適切な労使慣行は職場の雰囲気を悪くします。行政指導の対象になると、組織運営にも悪影響を及ぼします。インターネットやSNSで悪い評判を流布されたりすると、採用活動にも支障をきたします。この研修で学ぶことにより、日頃から職場環境や職員の様子に気を配りつつ、自信をもって臨むことができるようになります。

研修の目的

  • 福祉事業所に必要とされる労務管理上の基礎知識の習得を目指します。
  • 適切な労務管理は、労務トラブルの未然防止になるとの意識づけを図ります。
  • 労務管理上の問題点に気づき、早急に改善するという意識づけを図ります。
  • 安心して働ける労務管理によってこそ、管理者は信頼されるという意識づけを図ります。
  • 職員の定着は、人材育成をするための安全な土台となるという意識づけを図ります。

研修スケジュール例

時間 内容 テーマ
10分   研修オリエンテーション
120分 講義
演習
(1)労働時間・休憩・休日
・夜勤勤務者等における法定休日の確保
・「労働時間」「待機時間」「移動時間」 等
(2)賃金
・賃金支払の5原則
・「最低賃金」について
・時間外、深夜、休日割増賃金 等
60分 昼食休憩
180分 講義
演習
(3)就業規則・36協定
・就業規則に規定すべき事項
・就業規則の変更について 等
(4)入社時・退職時
・労働条件の明示
・有期労働契約締結時の留意点
・休職期間の満了時における対応 等
(5)年次有給休暇・休職・休業
・メンタルヘルス休職の長期化傾向への対応等
◆ ケース・スタディをテーマ(1)~(5)ごとに実施
・個人ワーク(5分)
・グループワーク(15分)
・グループ発表(10分)
・回答例説明(5分)
30分 質疑
応答
※研修内容についてだけでなく、それぞれの職場で
疑問に感じていることも歓迎します

研修全体として、講義と演習を、バランス良く配置して、実践的な考察を促します。

ケーススタディとは

事例を題材にグループ討議することで、より深く考察するため、単なる知識習得にとどまらず、考え方を学び、実践的な学習が可能です。

ケース・スタディ≪例題≫

職員Bさん(35歳)は被扶養配偶者(30歳)がいるので、家族手当を支給しています。当施設の家族手当の支給要件は、被扶養配偶者では年収130万未満としています。ところがこの被扶養配偶者はパート勤務をしていて、年収130万を超えていました。申告がなかったので3年に渡り、家族手当を支給していました。3年分を返還させるため、翌月給与から全額を控除しました。
施設長として対応が正しいのか、法令に抵触しないかと考えながら考察して下さい。

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