【厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財】
【厚生労働省社会保障審議会推薦】

映像で見る 0・1・2歳の ふれあいうた あそびうた
やさしさを育む88の関わり
(わらべうた88曲・148分映像収録・DVD付き)

監修:汐見稔幸
定価14,000円(税込)
発行:エイデル研究所
ISBN978-4-87168-422-4

         
 
0・1・2歳の「わ らべうた」88曲のリアルな映像が148分の映像に!   貴重な子育て文化 「わらべうた」を知るための解説書。88曲の詳細解説もあり!   DVDだから、好き な「うた」「遊び」をどこからでも再生可能。長時間の映像資料を有効活用できます!
収録88曲一覧

・No.1 このこどこのこ
・No.2 いない いない ばー
・No.3 いちり にり
・No.4 こーぶろ こーぶろ
・No.5 かくれよ ばー
・No.6 じーかいて ぽん
・No.7 たけんこが はえた
・No.8 うえから したから
・No.9 いもむし ごろごろ
・No.10 あずきちょ まめちょ
・No.11 でこちゃん はなちゃん
・No.12 おらうちの
・No.13 どっちん かっちん
・No.14 ちょうちょ ちょうちょ
・No.15 えんやら もものき
・No.16 たんぽぽ たんぽぽ
・No.17 じー じー ばー
・No.18 どんぶかっか
・No.19 ちゅっちゅ こっこ
・No.20 こねまぬ なくか
・No.21 ねんねん ねやまの
・No.22 かぜふくな

・No.23 いまないたからすが
・No.24 あいにさらさら
・No.25 さよなら あんころもち
・No.26 ほたるこい
・No.27 たこたこ あがれ
・No.28 まめっちょ
・No.29 うまはとしとし
・No.30 ぼうず ぼうず
・No.31 あし あし あひる
・No.32 つーながれ
・No.33 もみすり おかた
・No.34 ぎっちょ ぎっちょ
・No.35 かご かご
・No.36 ほっぺの もっちゃ
・No.37 こりゃ どこの
・No.38 ももや ももや
・No.39 かれっこ やいて
・No.40 なべなべ
・No.41 ちょち ちょち あわわ
・No.42 こめついたら
・No.43 じごく ごくらく
・No.44 だるまさん

・No.45 くまさん くまさん
・No.46 おじいさん おばあさん
・No.47 どのこがよいこ
・No.48 めん めん すー すー
・No.49 おすわりやす
・No.50 あたまさま まいた
・No.51 いっすんぼうし
・No.52 おでんでんぐるま
・No.53 いちめどー
・No.54 とうきょうと
・No.55 おにさの るすに
・No.56 あかちゃん あかちゃん
・No.57 どどっこ やがいん
・No.58 てっての ねずみ
・No.59 ぎっこん ばっこん
・No.60 にぎり ぱっちり
・No.61 ねずみ ねずみ
・No.62 おちゃを のみに
・No.63 かたどん ひじどん
・No.64 おせんべ
・No.65 こぞーねろ
・No.66 ごいごいごいよ
・No.67 おふねは ぎっちらこ
・No.68 たぬきさん
・No.69 やすべー じじいは
・No.70 おやゆび ねむれ
・No.71 きつねんめ
・No.72 あがりめ さがりめ
・No.73 あんこ じょーじょー
・No.74 ここは てっくび
・No.75 できもん かち かち
・No.76 かんてき わって
・No.77 ここは とうちゃん
・No.78 たまげた こまげた
・No.79 でんでんむし
・No.80 きっこの こびきさん
・No.81 とのさま おちゃくざ
・No.82 たにこえ やまこえ
・No.83 かってこ かってこ
・No.84 おでこさんを まいて
・No.85 どんぐり ころちゃん
・No.86 どっち どっち
・No.87 いちじく にんじん
・No.88 ひとつ ひよどり
 
感じる・伝わる『子育 てのよろこび』この笑顔を次の世代へ
本書の主な活用例子どもとの関わりを学ぶための映像資料として
保 育の専門性を高めるために
保育園、幼稚園などの研修に
保育者養成機関の授業に
図書館、文庫などの貸出しに
幼稚園の就園前指導のために
保健師・看護師の保護者啓発用に
親子が集まる場所で放映するために
子育て支援現場で活用するために
 
■ 監修にあたって
“育ち”のリズムと空間をとりもどすために
汐見稔幸(東京大学大学院教授)
 本書は、子育てにおける心地よい「関わりの原点」の姿が、うたによるふれあいあそび として、映像と解説でまとめられています。
 この映像は、保育誌『園と家庭を結ぶ げんき』の編集部が中心となって、保育園での0・1・2歳児の日常風景をまとめたものです。88曲のわらべうたあ そびについて、寝返り前のころ、ハイハイをしはじめた好奇心いっぱいのころ、そして、歩行がはじまって幼児の世界へ入りつつあるころと、それぞれの発達に あわせたあそびの姿がわかりやすく整理されています。一つのうたが、各段階にあわせて、いろいろなふれあいになっていく様が、画面いっぱいにひろがってい ます。
 
子育てはコミュニケーション
 本書でとりあげられ ているのはわらべうたですが、それはふれあいのうたであり、子どもとあそぶうたであり、育ちを支えるうたにほかなりません。そのゆったりとしたリズム、五 感をやさしく刺激するふれあいなど、子育てにおける大切な要素がたっぷりとふくまれています。
 この映像を眺めているだけで、忘れかけていたようなゆったりとしたリズムに連れ戻されるでしょう。赤ちゃんの笑顔をみて、子どものうたに反応する仕草を みていると、思わず共鳴してしまいます。子育てがコミュニケーションであることを、あらためて気づかせてくれるやりとりで、これこそが子育てのスキルだと いえます。
人の育ちの原点を見つめ直してほしい
 わらべうたについては、これまでも多くの書物、CDなどが出版されてきました。しか し、その質が確保された上で実際の子どもとのあそびが収録され、これだけの数のあそびが総時間約2時間30分という本格的な映像資料として出版されるの は、初めてです。
 今、この映像にあるような大人と子どものふれあいや、子ども同士の仲間との あそびなどが、教育現場では注目されています。その意味で、本書は、子育て中の親御さん、子育て支援現場、幼稚園・保育園のように保護者といっしょに子育 てに奮闘している現場など、多くの場所で活用いただきたい貴重な教材です。
 子育ての心地よさを実感しにくい現代だからこそ、こうしたやさしさあふれる関わりの姿を多くの方々が見て、人間にとっての原点を見つめ直してくれること を願っています。
 
■ 推薦の言葉(各方面からご推薦いただいております)
人と人との交わりの根が、この映像にはある
松居直(児童文学者)
 この映像には、現代の子育てにおいて、決定的に失われているものがみごとに語られて います。
 私たちがいま生きていられるのは、母からいちばん大切ないのちをもらい、同時にいのちの器であるからだをもらったからです。そして、そのいのちを支える 力となる言葉も、母からもらいました。母に抱かれてその声を聞くことからはじまり、からだの触れ合いと、声のここちよさを感じることで、いのちも気持ちも 心も目覚めます。声の言葉は、うたわれたり話されたりすることで、高く、低く、強く、弱く、またやわらかさややさしさといった調べをともなって、言葉に秘 められた力を伝え、子どもの気持ちを目覚めさせ、ゆり起こし、感じる力と伝える力を育てます。それにからだの動きが伴うと、身心の働きを共にすることで気 持ちがつながります。
 親子のきずなや人と人との交わりの根は、幼いときの声の言葉とからだの触れ合いのあたたさと深さにかかっています。この映像は、現在の親子関係の希薄化 や人間関係の空白化、そして社会のくずれの原点がどこにあるかを鮮明に示しています。
 
子育て文化の砂漠で、深い豊かな井戸を掘り当てた
山田真理子(九州大谷短期大学教授)
 「子どもたちとどう関わったらいいか分からない」「遊び方が分からない」という母親 が増えています。また、人とうまく関われない子どもも増えているようです。
 それは乳児期からの関わりあそびやリズム感のある揺さぶり・唱えうたが欠けてきているからだと私は感じていました。日常のささいな関わりの中にあった子 育ての宝物が、いつの間にか消えてしまいそうになっていました。しかし、この映像は、そんな「ヒトが人に触れて人間になってゆく」珠玉の関わりに満ちてい ます。
 ここに収録された映像は、母親のみならず、今、保育に携わっている者、こ れから保育者になる者にとって重要な手がかりになるでしょう。
 乾きゆく日本の子育て文化の砂漠の中で、深い豊かな井戸を掘り当てた…、そんな気持ちです。しかも、これらのうたが相手への想いに満ちた表情と声で、正 確なリズムで唱えられていますから、子どもたちの耳に心地よく響き、いっしょに呼吸を合わせる気持ちよさを実感しながら育ってゆくことでしょう。
 日本の子どもたちの再生の鍵がここにあります!
 
人間の子どもが人間として育つために
田澤雄作(国立病院機構仙台医療センター小児科医長)
 ある小春日、絵本の読みきかせ、素話、そしてわらべうたを子どもたちと一緒に楽しみ ました。人間の言葉そしてうた声は素敵だなと感じて、ぽかぽかとしたよい気持ちになりました。その数日後、この映像を観た時、今度は心臓が小さく震え、頭 の中に懐かしい情景と言葉が溢れでてきました。幼い子どもたちがこのうたの穏やかな言葉とリズムで育まれる時、人間の子どもは人間として育ち、人間の大人 に成長する、人間の未来があると確信しました。子どもたちに寄り添うすべての人に観て聞いてもらいたい、人間の始まりのうたとその姿です。
 
あるものの映像は 智恵の結晶 至高の宝
わらべうたは 始まりの言葉 
笑顔 安らぎ 眠りを誘う 密かな言霊

ゆっくり おだやかに 刻まれる時
手の温もり 肌の暖かさ やさしさの触れあい
命のゆりかご 人間らしさのアンテナが揺れる時

うたは心のスイッチ 眼と眼は 魂がふれあうところ
命よ「こんにちは」 母子の心の響き合い
五感 六感のパワーが拡がるところ

家族の絆 親子の絆 人間の絆
何時か 何処かで聞こえていたうた わらべうた
思い出が溢れ出る時 織りだされる 悠久の錦絵

うた声にあこがれる優しい娘 その娘にひかれる青年
二人の出合い こころやさしい家族の誕生
揺れる水面 輝く命の始まるところ
 
 
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