【新刊案内】思わず誰かと話したくなる“性教育”
書名:実践 包括的性教育 『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』を活かす
著者:樋上典子、艮香織、田代美江子、渡辺大輔
医学監修:高橋幸子
発行:2022年11月
体裁:B5判・並製/232ページ
定価:2,750円(本体2,500円+税10%)
■大切だからこそ、伝え方が難しい “性”の話
「女/男らしさ」を求められる、身体の変化、恋愛やセックス…。社会で生きるうえで、誰にとっても身近な“性”。子どもや家族、友人、パートナー、職場の同僚と話すときなど、性について話す機会はあらゆるところにあります。ですが、大切なテーマであると分かっているからこそ「伝え方」に悩み、なかなか話し出せなかったという経験はありませんか?
そんな方にぜひ読んでいただきたいのが『実践 包括的性教育』です。本書では、[生命誕生/性機能の発達/月経/射精/ジェンダー/性と情報/性の多様性/性感染症/避妊と人工妊娠中絶/デートDV]という10のテーマの授業を通して性教育の「伝え方」を紹介しています。
■“性”についてどう語る? 「伝え方のプロ」の言い回しがわかる!
本書はある公立中学校で12年間にわたって取り組まれてきた、性教育の授業実践を紹介しています。「伝え方のプロ」である中学校の先生が、子どもに伝える時の実際のセリフや授業の展開がわかります。性の知識をどうかみ砕いて伝えるか、言い回しに悩んでいる方には必見です。
また、性の学びを始める時、「エロい」「キモい」「恥ずかしい」など、聞かぬふりをして流してしまいそうな言葉なども出てきます。そんな子どもの率直な反応に対する返答のヒントも知ることができます。
■「性」と「生きる」のつながりを実感できるグループワーク
「性って良くわからない」「自分には関係ない」と口に出していた生徒も、授業を通して性について学ぶ面白さにのめり込んでいきます。その「起爆剤」の一つが、本書で紹介するグループワークです。
「双子はどうやってできるでしょう?」「服装を相手に求めるのは愛しているから?」「性感染症は性交をしなければかからない?」など、聞かれると実はよく知らない知識や、考えさせられるテーマが数多く出てきます。3択クイズ、相談役になりきって考えるものなど、いろいろな形で性について考えることで、「性の学びが自分の生きることとつながっている!」と実感できるようになるのです。
本書を読めば、あなたも性について誰かと話さずにはいられなくなるかも?!
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