陸別が好き。
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34RIKUBETSU WomanDiscussion窓からやわらかな光が差し込み、コーヒーの心安らぐ香りが漂うcafe&うつわのお店「tomono」。この店の主あるじである坂井友子さんと、このカフェを愛する30~40代の女性4人(土屋たか子さん、中村誉よし子さん、清水佳よし永えさん、清水ちひろさん)に集まってもらい、美味しいケーキとお茶を楽しみながら、陸別での暮らしや仕事、子育てなどについて、ざっくばらんに語っていただいた。座談会陸別ってどんな町?暮らし・仕事・子育て左から坂井友子さん、清水ちひろさん、中村誉子さん、清水佳永さん、土屋たか子さん。開業することの苦労とやりがい清水(ち) 誉子さんっていつからピアノの先生をしているんですか。中村 20歳のときからしています。結構先生歴長いんです。でも、陸別と留る萌もいとでは全然違いますね。留萌のときは雇われていたから、グループレッスンとか、教材も全部決まっていて、システムの中でやっていた感じですね。生徒も自分で取ってくるのではなくて、会社から誰々をお願いしますとか、何時にこの子を入れますとか言われるのですが、陸別ではすべて自分でしなければいけないので。その反面、留萌には教室が何十軒もあるのですが、陸別ではうちともう一軒しかないので、もし陸別に来ていなかったら、こんなに生徒さんに恵まれていなかったかなぁとも思いますし、私、恵まれているなぁって。札幌のお友達の先生とかに聞いても、今はやっぱり子どもも少ないし、大変らしいです。土屋 開業だよね。やりがいはやっぱりある?中村 一からのやり直しだったんだけど、10年ぐらい経って自分のペースがやっとつかめてきた。それまで模索しながら、すごくいろんなことで悩んできた感じですね。土屋 ここに来るときにすでに決めてたの?中村 それはやりたいと思ってた。

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