陸別が好き。
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18指導をしていない時間には、自らの練習や手本書きに集中し、書くことに余念のない穴澤さん。郷墨会で共に教える野島俊彦さん(雅号:俊岳)、高橋和子さん(雅号:和秀)と。良きライバル同士でもある。「よく頑張ったね」という励ましの言葉と共に、細かく的確なアドバイスを与える。ぴったりである。たとえ教える立場であっても自分をさらに磨き上げる姿勢は見習わなければならない。さらに穴澤さんの新たな挑戦として、陸別町の特産品のパッケージのロゴをデザインする仕事がある。漢字、カタカナ、平仮名が交じるロゴはバランスが難しいと言うが、穴澤さんの向上心は尽きることがない。 「お店屋さんの看板などを見ながら写真を撮ったり、何か参考にできるものはないかと常に探しています。ただ真っ直ぐ書けばいいというのでもないし。一応横書きとか縦書きとかで書いたり、二段構えで書いたり。隷書とか行書とか字にもいろいろありますので。」 「郷墨会」では、子どもたちが書き上げた書に励ましの言葉をかけながら、細かく的確なアドバイスを与えていく。陸別で脈々と受け継がれている書道文化の伝え手からは、書道の楽しさ、書くことの面白さを教えたいという思いがあふれんばかりに感じられた。

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