本書は、「学習指導要領（道徳編）」の検証と内容把握を兼ねており、教職課程等において道徳教育の理論と指導法を学ぶ学生及び教育関係者の方々を主な対象とするものですが、それのみにとどまるわけではありません。道徳教育の充実に関する懇談会「今後の道徳教育の改善・充実方策について（報告）」（2013 年12 月）は、道徳が社会の持続・発展のために不可欠であるとし、これを子どもたちの問題として捉えるのではなく「今を生きるすべての大人にとっての、また社会全体にとっての課題である」旨を強調しています。そうした意味において、本書は一般の読者の方々をも視野に収めて執筆されています。

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目次
第１講　道徳と学校教育
第２講　道徳教育の歴史と政策の変遷
第３講　道徳と規範、そして宗教、愛国心
第４講　道徳教育の内容
第５講　道徳教育の指導計画
第６講　「道徳の時間」の指導
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