ともに絵本のたのしみを
外海賢雄(著)
熊本県保育協会 企画・編集
本体価格:2000円
発刊年月:2013/12
ISBN:9784871685337
Cコード:3037
管理番号:10006
大人には、すぐれた絵本を選び与える責任があります。
すぐれた絵本は、何かにすぐ役立つというものではありません。子どもを楽しませる中で、深い人生を語り、子どもの心奥底でずっと生き続けるものです。
だからこそ、大人には、子どもにすぐれた絵本を選び与える責任があります。
本書で紹介されている絵本は、世代をこえて読まれてきた「傑作」「定番」ばかりです。しかし、今の子どもと絵本をとりまく環境を見るとどうでしょう。ひょっとすると、若い親や保育者には「新しく」「初めて」の絵本のほうが多いかもしれません。
毎年、新しい親と新しい保育者に、絵本の読み聞かせの大切さが伝えられていますが、「どんな絵本がいいですか?」という質問が繰り返されます。その時「この絵本からいっしょに探しましょう」と、自信をもって本書を手渡してください。
新しいものが次々と生まれ、消えていく今の時代にも、揺れることのない価値があります。子どもの心に命を吹き込み続ける絵本が、たくさんあります。
『ともに絵本のたのしみを』は、50年以上にわたる読み聞かせの実践から見えた「本と子どもの姿」と「選りすぐられた絵本の解説」がまとめられた一冊です。
すぐれた絵本の世界を、子どもたちとともに楽しんでいただけることを願っています。