市民活動のはじめの一歩
一人ひとりが子どもの権利の支え手として
子どもの権利条約ネットワーク(編)
本体価格:1700円
発刊年月:2022/3
ISBN:9784871686785
Cコード:3037
管理番号:10096
「市民活動の『はじめの一歩』」では、〈子どもの権利に関わることの意義〉のみならず、なぜ市民活動なのか、市民活動だからこそ見えることできることとは何かといった、〈市民活動として関わることの意義〉についても、触れています。
それぞれの筆者の「はじめの一歩」を通じて、なぜその人は活動をはじめたのか、どのようにはじめたのか、何が後押しをしたのか、どのような課題があったのかなどが書かれています。
【目次】
Ⅰ 子どもの権利条約ネットワークの30年と市民活動(喜多 明人)
Ⅱ 市民活動の“はじめの一歩”
Ⅱ-1 遊ぶ権利を支える ─子どもにやさしいまちを創る
おとなの壮大な冒険遊び ─羽根木プレーパーク30周年 創成秘話(天野 秀昭)
“こどものまち”を創る ─ミニさくらの活動から(中村 桃子)
子どもがその子である時間や空間、仲間を保障したい─「ちびすけランド共和国」の誕生(佐藤 秀樹)
子どもの「やりたい!」を実現するために─子ども支援学との出会い(三田 和子)
子どもの創造性を育む児童文化の発展をめざして―諏訪子ども劇場からNPO法人すわ子ども文化ステーションへ(宮澤 節子)
子どもの権利が守られるまちづくりをめざして―子どもNPOセンター福岡のとりくみ(三宅 玲子)
仏道から江戸川子どもおんぶずに至るまで(大河内 秀人)
緊急災害支援、始めは1週間で帰るつもりが…―子どもの笑顔が地域のなかで育まれるまちに(田中 雅子)
親でさえ子どもの心をケアできなかった―被災地・にじいろクレヨンの10年(柴田 滋紀)
Ⅱ-2 自分らしく生きる権利を支える─安心・安全、子どもの居場所、多様な学びを創る
権利侵害を受けた子どもが安心して仲間と出会える場を創る―公設民営フリースペースの運営を通して(明橋 大二)
地域で子ども、若者の困難に向き合う―不登校支援から学習支援、就労支援へ(中野 謙作)
シュン君との出会いがきっかけ―フリースペースたまりばの場合(西野 博之)
親と教師でシュタイナー学校を創る―NPO法人・京田辺シュタイナー学校の取り組みから(吉田 敦彦)
子どもが学びの主人公の学校づくり―子どもの興味関心から学びを組み立てる(辻 正矩)
東京サドベリースクールの設立と「はじめの一歩」(杉山 まさる)
ひとりぼっちで苦しむ子どもが、ひとりでも多くシェルターに辿りついてほしい(坪井 節子)
家庭に恵まれない子どもの学びを支える―児童養護施設などの学習支援活動「桜んぼ塾」(井上 仁)
子どもの声を徹底的に受け止めるチャイルドライン(保坂 展人)
Ⅱ-3 意見表明・参加の権利を支える─子ども・若者支援と市民社会の形成
子どもには変化を起こす力がある―フリー・ザ・チルドレン・ジャパン活動 最初の一歩(中島 早苗)
途上国、日本の子ども、共にエンパワーメント―社会を変える力はある、ないのは機会(甲斐田 万智子)
6か月限定のはずが17年……―世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)設立秘話(岩附 由香)
障害学生の「学ぶ権利」を求めて―出会いは活動の原点(殿岡 翼)
選挙権・被選挙権年齢の引き下げを求めて(菅 源太郎)
自分事として模擬選挙をとらえる―学校が安心して模擬選挙に取り組めるために(林 大介)
子どもの権利条例制定のための『初めの第一歩』―“札幌こどけん”の活動から(佐々木 一)
市民が取り組む『子ども人権条例』づくり―実現する会からこども人権ネットちばへ(米田 修)
子どもの人権研究会は創立35周年―少年事件、いじめ、虐待・体罰、被害者家族(吉峯 康博)
子どもの意見の尊重・子どもの最善の利益の実現をめざして―子ども情報研究センターの活動から(山崎 秀子)
なぜ、そこまでするのか?!―子どもの権利条約ネットワークに至るプロセス(喜多 明人)
Ⅲ 子どもの権利における市民活動の役割・意義―市民活動から実現する子どもの権利(南雲 勇多)
Ⅳ 本書の編集を通して伝えたかったこと(荒木 悦子)
Ⅴ 資料・子どもの権利条約ネットワークの30年 年表と解説
【商品パンフレット】
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