〔特集〕
「特別の教科 道徳」の評価をどう進めるか

小学校では2018年度から、中学校では2019年度から「特別の教科 道徳」がスタートしている。文科省が実施した調査結果によると、小・中学校ともに約8割の教員が道徳の評価に課題や困難を感じてることが明らかとなった。今号では「特別の教科 道徳」の評価に着目し、課題・展望、評価を考慮した授業実践例や現場の声を取り上げる。

道徳の教科化の背景、教科化によって期待されること―学校を真の人間教育の場にする― 　　　押谷 由夫

〔インタビュー〕
「特別の教科 道徳」をめぐる課題― 道徳教育の批判と創造―　　　藤田 昌士・（聞き手）櫻井 歓
道徳の教科化の課題・展望　　　　吉田 武男
道徳教科化の諸課題と評価　　　　 林 泰成
教科化された「道徳」、小学校の現場で起こっていること 　　　本間 夏海
道徳科の評価を意識した授業実践の一例　　　清水 香保里
「道徳」教科化の軌跡と検証―「心の教育」を手掛かりに― 　　　 佐藤 晴雄

〔連載〕
・映画で深める教育法【第7 回】 　　　梅野 正信
・学校安全コーナー 子ども・若者からみた養育者からの体罰等の問題－若者を対象とした子ども期の家庭における体罰等の実態・意識調査から見えてきたもの－【第24 回】　　　中川 友生
・中学・高校生のための労働法入門【第27 回】　　　 道幸 哲也
・学校事故研究 市町村子ども家庭福祉における「子どもの安全確保」上の課題　　　川島 健

〔子ども・教育と裁判〕
判例研究　嫡出否認制度に関する立法不作為を理由とする損害賠償請求事件　　　　 鈴木 博人
判例紹介　（教育の分野、福祉・家族の分野、少年法の分野）　　　　
教育法日誌（中央の動き・地方の動き）