陸別が好き。
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28 今から30年前の1986年2月、ハレー彗星が地球に接近して、世間をにぎわせていた。陸別でもハレー彗星の観測行事が組まれ、それに関わった星好きたちが有志で「陸別天体観測所」を建設しようという動きにまで発展した。その計画に加わっていたのは、津田さんや副島さんをはじめ、役場職員や写真店主、保健師など8名のメンバー。基礎工事こそ建設会社動も増えていった。まさに現在の「銀河の森天文台」の前身といえる活動である。低緯度オーロラで一躍有名に 陸別天体観測所が完成して1年目、生涯忘れることのできない出来事が起こった。当時、彗星を追いかけていた津田さん。「岡崎レに依頼したが、外装の鉄板貼りや内装の壁紙貼りなどは、仕事終わりに自分たちで手作りで行ったという。観測所には、メンバーが個人的に所有していた望遠鏡を4台設置。最初は自分の好きな星を見たり、写真に撮ったりといった個人活動が多かったが、その後、教育委員会から依頼を受け、夜、観測所を訪れた子どもたちに、天体観測や星の説明をするといった活ビー・ルデンコ」という、写真にも綺麗に撮れるいい感じの彗星が近づいてきていたため、夕方の西の空を追いかけていたという。 「その日は1989年の10月21日の土曜日だったんですよね。次の日は日曜日ということで気分的にもゆっくり観測をしていまして、岡崎レビー・ルデンコの彗星が地平線の下に沈んでいったので、それで一旦止めたんです。その後、7天文同好会津田浩之さん副島俊樹さん陸別歴32年/45年天文同好会の「低緯度オーロラ撮影」秘話銀河の森天文台建設前史Interview陸別はじめてものがたり。

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