陸別が好き。
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10思って(笑)」。 ものづくりの話をしている高橋さんはとても生き生きされていて、ワクワクする気持ちを抑えきれないという印象である。実際にものづくりを行っている場では、より一層、楽しそうに生き生きとされているのだろう。そんな光景が目に浮かぶようだった。もそういう質問があったのですが、私、地元民でずっと何年もここに住んでいて、一番難しい質問がそれだったんですよね。もう慣れ親しみすぎて、これがいいですよ、あれがいいですよというのが一つずつ出てこない。人との距離が近くて、誰でも知っていて『どうも』って挨拶できたりとか、コミュンを手がけた「りくべつ低温殺菌牛乳」のパッケージは、筆ペンで『りくべつ』という文字だけをラベルにしたらどうかという斬新なアイデアが採用された。また、最近では、その牛乳を使用した冷凍プリンの商品名やパッケージデザインに関わった。その名も「りくべつミルクのおあずけプリン」。 「今度、新しくできたプリンのパッケージにも関わったのですが、自分一人だとちょっと不安だなと思って、ポップ描きが得意な友人にも協力してもらいました。2人で話していたら、同じような方向性だったりするので、すごく楽しく作らせてもらいました。ネーミングは、友人と私それぞれで練ってきたネーミングを照らし合わせて、そこから引き算するという形で作ったんです。何回も書いては消してを繰り返して、でもやっぱり残るものはあって。最初に自分の中でこれがいいんじゃないかなと思ったものが、最後にまた出てくるというパターンが多いですね。やっぱりこれになったと「一番いいところ」は決められない 陸別町とともに人生を歩んでこられた高橋さん。町外の人に向けて、「陸別町のいいところ」を教えてくれませんかという質問に対しては、意外な答えが返ってきた。 「昨日、学生と話をしていたときりくべつミルクのおあずけプリン。人気でいつも品薄状態だ。「りくべつ低温殺菌牛乳」は全国的にも珍しい「自治体直営」での生産。販売日は、月1回〜2回。陸別町内でのみ販売している。900ml:450円(税込)200ml:150円(税込)

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